実物大建造物に対し高精度な地震動を再現する大型振動台

事例概要・主な課題

三次元大型振動台に使用したサーボ弁の事例です。振動台の加速度を制御する水平・鉛直方向スイング式アクチュエータを制御するために使用されます。

特徴

大流量・高応答3段形サーボ弁に高応答かつ安定した特性を与えるためにパイロット弁の選定はとても重要です。パイロット弁にはムーグの代表的な製品であり、定評のあるメカニカルフィードバックを備えたノズルフラッパパイロット式の2段形サーボ弁を標準で採用致します。その他に直動式サーボ弁が特別な要求がある場合などにパイロット弁へ採用されます。
大流量の出力を実現するために主弁には、地震波形を加振する過酷な環境に耐える鉄鋼削り出し製作された強靭なボディ、高高度処理されたスプールとブッシングが採用されています。主弁スプールを高応答かつ安定した制御のために、主弁スプール位置は作動トランス（LVDT）により電気的に位置検出されます。オプションとして速度検出器が用意されており、制御的に減衰特性を改善する際に採用されています。3段形サーボ弁の電気的制御に用いるコントローラは内蔵型エレクトロニクスまたは外装コントローラから選択が可能です。

使用製品

• 大流量・高応答3段形サーボ弁
  J079シリーズ　～1,000L/min

  J790シリーズ　～3,000L/min

  J832シリーズ　～11,000L/min

  ※ 流量は弁圧力降下7Mpa時