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- 省スペース
- 高精度
- 応答性
- 耐環境性
- モータースポーツ
- 機械フィードバック式
F1レーシングカーのための世界最小・高速サーボ弁開発
製品仕様
定格流量 0.3 ~ 7.5L/min 定格圧力 14 ~ 28MPa
技術・顧客課題
世界最小、最軽量、最速クラスのハイスペックサーボ弁が欲しい
ソリューション
10mAの信号を受けて、最大2.8kWの油圧パワーを制御できる重さ92グラムの超小型サーボ弁を製作
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事例概要・主な課題
フォーミュラ 1 レーシングカー(以下、F1カーと呼ぶ)のドライビングシステムの制御に使用される、超小型油圧サーボ弁の事例です。高応答が求められるF1用エンジン、サスペンション、ステアリング、空力パーツ用の制御デバイスとして使用されています。
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特徴
レーシングカーでは、ドライバーを支援する様々な自動アクチュエータシステムを搭載するために、油圧システムが採用されています。モータースポーツにおける油圧技術の最大の利点は、「出力密度」の高さ、すなわち軽量且つ小型のアクチュエーションデバイスから非常に大きな出力を高応答で得られる性能にあります。サーボ弁 選定・設計技術 Labを運用するムーグのE024シリーズ超小型サーボ弁は、この高出力密度の技術を活用した例の1つです。このサーボ弁は、車載のECU(エレクトロニックコントロールユニット)の信号を油圧作動油の流れに変換して、アクチュエータに駆動力を与える重要な役割を担っています。このデバイスは小さく、重さは92グラムしかありませんが、10mAの信号を受けて、最大で2.8kWもの油圧パワーを制御しています。
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使用製品