サーボ弁の特長の記事一覧
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Q
MFB(機械式フィードバック)サーボ弁の結線方法による長所と短所を教えてください。
A直列結線の場合; 長所:入力電流値の低減。電流値を小さくすることができます。 短所:1コイルに断線などの問題が発生した場合、サーボ弁を駆動することができなくなります。また、試験機など高い周波数で使用する時にコイルのインダクタンスが大きくなり、アンプ出力に大きなパワーが必要になります。 並列結線の場合; 長所:冗長性を高めることができ、1コイルに問題が発生しても他方の1コイルでサーボ弁を駆動できます。高い周波数で使用する時でも直列結線に比べ、インダクタンスが小さくなります。加振器等のアプリケーションで高周波(凡そ50Hz以上)でサーボ弁を駆動する際には、駆動アンプに所定以上のパワーが必要となることから、直列結線より並列結線での方式を推奨しています。 短所:入力電流値を大きくする必要があります。(直列結線の2倍)
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Q
並列結線とするとサーボ弁の応答速度が上がるのか?
Aサーボ弁自体の応答速度が速くなるわけではありません。
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Q
サーボ弁のスレッショルドとは?
Aサーボ弁の分解能を意味します。主にサーボ弁のブッシングとスプール間の摺動抵抗が大きくなった時にスレッショルドが大きくなります。
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Q
サーボ弁の最大許容電流はどのくらいとすればいいでしょうか?
A定格電流の110%以内を推奨します。
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Q
MFBの直列結線と並列結線の使い分けがあるのでしょうか?
A定格電流が大きい場合には直列結線でご使用ください。定格電流が大きくなく、アンプの出力容量に余裕がある場合には並列結線を推奨します。
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Q
4way(4方弁)のサーボ弁を3way(4方弁)として使用して問題ないですか?
A圧延機などの高圧、高速でのアプリケーションで、サーボ弁を切り替えた時に使用していない側の制御ポートにスパイク圧が立つことがあります。その場合、ポートのOリングの寿命が極端に短くなることがあります。 その時には、使用していない側の制御ポートに緩衝用のボリュームを設けるなどの対策を行なってください。
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Q
サーボ比例弁とサーボ弁の違いは何ですか?
A弊社では、入力信号と制御流量が比例関係にある制御弁をサーボ弁と呼んでいます。サーボ比例弁は、入力信号とスプールの位置が比例関係にある制御弁の呼称です。